絵画商法がなくならない理由

さて今回は、繁華街の中で女性がチラシを配り外から見えにくいお店の中へお客さんをグイグイと引き込むなどして(中には自主的に入るお客さんもいるでしょうが)、絵画(といっても原画ではなく主に版画・シルクスクリーンなど)を販売している絵画の販売方法の話をします。いわゆる「絵画商法」というものです。

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インターネットで「絵画商法」と検索するといろいろたくさん出てきます。この絵画商法、どうやら悪徳業者によるキャッチセールスということで、東京などの繁華街に多く見られるようです。
本来人々の心を楽しませるべき美術、芸術品である「絵画」という言葉に、もともとは商売をする方法という意味の「商法」という言葉がついただけで、こんなネガティブな意味になってしまうのは悲しい限りです。

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さて、この絵画商法、決して最近始まった話ではありません。もうかなり昔からこのような方法で商売をする業者は後を絶ちません。

以前から悪徳商法といわれているのに、どうして絵画商法はなくならないのでしょうか?

ひとつの理由として、1枚売れば大もうけできるからというのがあります。
もともとほとんど価値の無いものに異常に高い値段を付けて売るのです。悪徳業者には魅力的でたまらなり商売といえるでしょう。
ひとつの業者が摘発されても、後からまた類似の商法を始める業者が出てくるものです。

ふたつめの理由として、一般の人々の絵画についての知識不足というのがあります。
絵画商法が、特に若い人たちが集まる場所に好んで出現するのは、それだけ絵画のことを知らない若者たちを狙っているということだと思います。
これは、絵画についての知識・教育を若い人たちに十分教えていない、日本全体の問題だとも思います。

みっつめとして考えられるのは、街の画廊の「敷居の高いイメージ」と対照的だというのがあります。
絵に興味があって画廊に入ってみたいけれど、外商で儲けて一般客を相手にしない画廊は敷居が高くて入りにくいです。
それと比べると絵画商法の画廊はずいぶん入りやすい。何も知らない人なら単なるイベント会場と勘違いしてすっと入ってしまいます。

絵画と縁のない一般の人たちでもどんどん引き入れていく絵画商法ですが、画廊の中ではあまりにも割高なものを強引に売りつけているとしたら、いただけない話です。
もっと違う方法で、世の中の絵画に対する認知度が上がってくれると良いんですけどね。

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