外商という名のドサまわり

外商というと、なんだか最高級のスーツを身にまとって高級車に乗り、高級住宅街に売りに行くといったイメージがあるかもしれません。ですが実際のところほとんどドサまわりと同じだったりします。

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高額な絵画を何枚でも買っていただけるお客様が付けばよいですが、ほとんどのお客様がたった1枚で買うのをやめてしまいます。多くても3枚程度で打ち止めです。それなので画商は稼ぐためにもいつも新規開拓で新しいお客様を探し続けなくてはなりません。
新規開拓といっても、やみくもに飛び込み営業するわけではありません。絵画とは特別な商品ですから、特別なお客様にだけ訪問するというスタイルはつらぬきます。絵画のイメージを落とすわけにはいかないからです。

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訪問先は、お客様からのご紹介だったり、自分が開いた展示会の訪問者リストだったりします。他にもリストの集め方はありますが、無駄な訪問にならないよう、絵画の購入に興味を持っていて、ある程度資金力のある人たちにしぼらなければいけません。
訪問先を厳選して出かけても、新規開拓の顧客からはなかなか絵画を買ってもらえません。5~6件まわってマルボウズなんていう事態もざらにあります。何件もまわって売れないとだんだん焦ってきますが、それでも強引な押し売りのような販売方法は避けたいところです。
外商で強引な売り方をして評判を落とすようでは、たとえそこで絵が1枚売れたとしても、却ってその後の商売が行き詰ってしまいます。とくに、得意先のご紹介などで訪問した場合は、相手先に失礼の無いようにしなくてはいけません。
むしろ、たとえ売れなくても良いイメージを持ってもらえれば、その人の紹介でまた新しいお客様が見つかるかもしれませんから。
外商という名のつらいドサまわりですが、地道に続けていくことで実績が付いてくるようになるものです。

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